東京大学が公式に男女差別を開始。女性のみ３万円を支給することになりました。

貧乏な男子大学生は知らない。でも女子学生は助ける東京大学

東京大学の公式サイトのページによると、「世界最高水準の研究・教育のさらなる向上のために、多様な学生が活躍することのできる支援体制の整備の一環として」という名目で女子学生には毎月３万円を支援すると発表しています。

何故女性のみに支援を行ったのか？

朝日新聞の記事によると、「東大によると、大学の説明会などで、女子の安全な住まいの確保を心配する保護者の声があったという。」との記載があるようで、その住まい確保のために今回の施策を行ったようです。

もっともらしい意見に見えますが、東京大学に進学する上での住居は都心ではないといけないわけではなく、多摩地方の方にいけば安い家賃の住居などいくらでもあります。

そう考えると、住居のために支援する理屈など通るわけもなく、近くのよりよい住環境で勉強したい学生は男女関係なく存在しているため、男女平等に施策を行うべきですよね。

ちなみに多摩地区あたりでは、家賃は４万円程度でありますし、電車で東京大学に通うこともできます。普通のサラリーマンがやっていることですから、別に何の問題もありませんよね。

男女差別という声も多数あがっている

当然ですが、ネット上では男女差別との声は多数あがっているようで、納得していない声はいくらでも拾える状況です。

上記の新聞社の記事によると、ＮＰＯ法人サルタック理事の畠山勝太氏が「安全性が高い住まいという女子のニーズへの対応は、ジェンダー（社会的性差）の公平を狙った策で不平等にはあたらない」と判断していると書かれています。

もし、男女平等を社会的に実現するのであれば、人間を性別で見ず、すべてにおいて公平な判断をするべきであって、もちろん就職などにおいても性別で見ず、その人のスキルで判断すべきものではないかなと思います。

しかしながら、上記の畠山氏に発言では明らかに性別を理由にした差別を肯定しており、とても社会的性差の公平を狙ったものとはとても思えない状態です。

安全性の高い住まいという女子のニーズという記載もありますが、安全性の高い住まいは男女問わずニーズがあります。にもかかわらず、畠山氏は女性にだけそのニーズがあるかのような記載をしています。これは大きな間違いです。

そもそも女性だけいいところに住ませないといけない！なんて男女差別の極みですよね。

九州大学は平等の観点から同様の施策は廃止している。

同様の取り組みは他大学でもあったようで、九州大学では同様の施策の実施を取りやめているとのことです。

法の下の平等を考えるなら至極当然な判断であるにも関わらず、東京大学は今回の施策を強行しています。つまり、東京大学は公式に男女差別を肯定していることになります。

そもそも学費の関係で女子学生が少ないのだろうか？

東京大学は、女性比率をあげるために今回の施策を実施したようですが、そもそもの話としてお金の話で比率が低いのでしょうか？

もしお金が理由であれば東京の女子学生はあまりに少ない…という話になるのかと思いますが、東京大学以外の東京都の大学には、いくらでも女子学生はいる状態です。

その女子学生は別の大学に入っているのは、まさか安全性の住居を理由にしているわけではないでしょうし（だって、他の大学の女子学生も都内に住んでいるのでしょう？）、 結局は金銭的な理由ではなく、東京大学の男女比に差があるのは単純に東京大学に入ろうと思わなかったことが原因でしょう。

それを金銭的問題にすり替えようとしただけであって、根本的に勝手な妄想で今回の施策を実施したと言わざるを得ない状況です。

東京大学は女性を増やす事を多様性と主張している

今回の女子学生の支援の文章の中に「多様な学生が活躍することのできる支援体制の整備の一環」とありますが、女子学生を増やすことのどこに「多様な学生が活躍する事ができる」ゴールが見えているのかがまったく不明です。

多様性って性別だけで確立できるものでしょうか？

もちろん、東京大学が男子大学なのであればおっしゃるとおりでしょうが、現時点でも女性は多く東京大学に在籍しています。

それを考えると女性の比率をあげることが多様性につながるかと言えばまったくつながらないのわけで、日本の最高学府であるにも関わらず、多様性を性別に求める当たり、お粗末としかいいようがないのではないかと感じました。

そういえば、上記の九州大学のお話ですが、言い出したのは理学部のようです。高校の時点で女性比率が低いのですが、これもお金の問題なのでしょうかね？ぜひご意見をいただきたいものです。

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